製品の概要

BSA-100 A液体クロマトグラフィー-原子蛍光スペクトル併用器は北京宝徳計器有限公司が自主開発・生産したBSA液体クロマトグラフィー-原子蛍光併用器シリーズの製品であり、食品や環境などの多種分野のサンプル中の微量重金属元素の化学形態（ヒ素形態、水銀形態、セレン形態、アンチモン形態などの10種類以上の化合物）とその含有量を定性的に定量分析することができる。

計器の原理

同種元素の異なる形態は異なる化学と毒性の性質を持っているため、元素総量の分析測定は、食品安全鑑定の需要を満たすことができなくなった。試料は前処理とオンラインクロマトグラフィーにより分離した後、BAF-2000型（二重道同測）原子蛍光光度計と併用し、重金属化合物中の無機化合物、有機化合物を定性的、定量的に検出した。

オブジェクトの検出

●砒素形態：砒酸塩As（V）、亜砒酸塩As（III）、モノメチル砒酸MMA（V）、ジメチル砒酸DMA（V）、ヒ素ベタインAsB、ヒ素コリンAsC、飼料中の有機ヒ素製剤（阿散酸p−ASA、ロックシャアルシンRoxarsone）

●水銀形態：無機水銀Hg 2+、メチル水銀MetHg、エチル水銀EtHg、ベンゼン機水銀PhHg

●セレン形態：亜セレン酸塩Se（IV）、セレン酸塩Se（VI）、セレン化システインSeCys、セレンメチルセレン化システインSeMeCys及びセレン化メチオニンSeMet

●アンチモン形態：三価アンチモンSb（III）、アンチモン酸塩Sb（V）

応用分野

主に環境サンプルの検査、食品衛生検査、水サンプルの検査、農業及びその製品の検査、地質冶金サンプルの検査、疾病管理防疫センターのサンプルの検査、中西薬、生物材料、化粧品、織物の臨床実験及び教育科学研究などの分野に用いられる。